輝

無事？演奏会終了しました。


後で録音した音聴いてみたら…悔しいところはありましたが

自分自身の仕事はまあまあ勤められたかなって思います。


悔しいところはあったけど、

今回の演奏会、特別だったのです。


今まで演奏会していても、音譜を鳴らしてる
というイメージが強かったんです。
ここはこうしなきゃいけない、とか。


吹いているうちに、曲に支配されていったというか。

吹きながら、感情に飲み込まれたのは初めてでした。
吹いていて、泣きそうになった。

きっとみんなが一緒だったんでしょう。

追悼コンサート。

想像以上に、今回のコンサートの意味は大きかった。



それからというものの、何だか急に目標が無くなってしまった感覚に陥りました。

今回のような演奏は、もう滅多にすることもないでしょう。

技術面はさておいて、こんな音は、多分もう出せない。多分。

楽器をしたくなくなったわけではありませんが、何か空っぽになっちゃった気がして
無理やり、自分自身で目標を立てました。
今年初めに「亡き王女のためのパヴァーヌ」を吹いてくれ。と言われたのを思い出して。


その矢先のこと。

スライドにガーゼが詰まって、頑張って出したために、2週間の入院となりました。


昨日トロンボーンを入院させたわけですが

急に、本当に何も無くなってしまった。


趣味とか、大切なものを失うっていうのは
こんなに、つらいことですか。


「大切な人」も同じなんだろうか？

思えば、そういう大切な人っていうのを
よく知らないで生きてきてしまった。


いい加減、そういう年だよな。

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